アトリエと宝箱 国木田独歩と徳富蘆花の写生的文章
まだ現役だった頃。30年ほどまえだったか?
帰り道たまたまお茶の水で降りて、神田の古本屋に立ち寄った。
アトリエという雑誌に目がとまり、中を見て驚いた。
淡彩のスケッチがのっていた。
軽妙なタッチでサラリと描かれた絵だった。新鮮だった。
たしか、網干(あぼし)さんのスケッチ画だったと思う。
退職したら、挑戦してみたいと思い、その古い雑誌を10冊ほど買った。
その思い出の雑誌を先日開いてみて、絵にしてみた。
もう一つは、私のバイブル。
国木田独歩の「武蔵野」と徳富蘆花の「自然と人生」。
この岩波文庫の古本は、何度も読んでいます。
この写生文の雰囲気を絵に表現しようとしてきました。
エネルギーの元です。アリナミンです。私の、宝です。
宝箱と一緒に描いてみました。
ゴッホのひまわりに思うこと
ゴッホといえばひまわり。
モデルの費用の節約のため、花を描き、色の使い方を研究したとのこと。
黄色に青色を使ったりして名作が多い。
なんといっても澄んだ明るい色を使っている。
「星月夜」などは、紺と黄が塗られて、音楽的な絵で印象に残る。
今、イギリスのひまわりが日本にやって来て、展示されている。
もう二度とみられないだろうから、見ておきたい。
新宿のひまわりと比較しながら。
黄色いひまわりのバックは紺色か暗めの色がイイと思う。
しかし、ゴッホはバックも明るい黄色を使い、主役のひまわりを表現している。
アルル地方の明るさが影響しているのだろうか。
どんな描きかたで、主役を仕立てあげたのか興味がある。
それと花瓶もあまり一生懸命描いていない。
しかも浮世絵に影響をうけたのだろうとおもわれ、「線」で花瓶や茎を描いている。
あえて平面的な描写にしているのだろう。
これも主役を引き立てるためだろうか?
ゴッホの絵は、うまいとは思わないが、印象に残る絵だと思う。
心に引っ掛かり、忘れられない絵になる。不思議だ。
芸術家はやはり「ただうまい絵」ではダメなのでしょう。
「うまさを通り越して、下手で印象に残る絵」が芸術になるのでしょう。
我々には遠く及ばない高みに上った人なのだ。
しかし、記念すべきこの時期にあやかって、私もひまわりに挑戦してみた。
ひまわり 10年後を目指せ
先日絵のサークルがあり、そろりと参加してみました。
いつも感心しているのですが、90前後のおばあさん(私もあと10年もすればじいちゃんになる)が数人、
いつも仲良く参加して、「ああよー」「そーかよー」と声を掛け合って、すごく楽しそうに絵を描いています。
それも、持ち運びや準備も大変なのに油絵です。
自分の絵を見ながらじっと考えては、筆を入れています。
その静かな時間が、本当に幸せそうに見えます。
偉大な哲学者に見えます。
色遣い、筆遣いも本当に若い。
自分の気持ちを、すべて絵に表現しようと、「バラの花」や「ひまわり」を一生懸命描いています。
いい人生に見えました。
10年後、私もあんな境地になりたいナと思った次第です。
私は、以前描いた絵を修正です。
今更、人生を修正してもしょうがないかなと思いながら!
おばあちゃんに負けじと「ひまわり」を修正。
元気な野菜 コロナ対策緩和 「東京都外へ出ちゃダメが」緩和された
魚の目イカの目
壊れかけたカメラ 思い出の絵
昨日は、絵の教室。来週のスケッチ会の詳細とコロナで
休んでいた間の作品を久しぶりに先生がチェックすることになった。
サプライズがあった。
いつも時間を過ごすこの公民館のレストランで、
このサークルの会員には、特別に、9/下旬、
いつも620円のカレーライスを500円にするということ。
楽しみにしている。
こういうのはいいですね、何か選ばれたみたいで。
なかなか外出が少ないので、絵の種が尽きてきました。
これからは、時々以前描いた思い出の絵もアップしたいと思います。
今日は、「壊れかけたカメラ」を描いたものです。
今はもうスチールカメラはほとんど使われませんね。
社会人になった頃、フイルムが高かったのでハーフサイズ
のオリンパスペンを使ってよくあちこち撮ったものです。
野菜 コロナが鎮まってきた
キバナコスモスの咲く公園 昭和記念公園
今回の台風は超大型で九州方面は、本当に大変ですね。
お見舞い申し上げます。
関東も、時折滝のような雨が降ってきてびしょぬれです。
天気が悪いのですいているだろうと思い、久しぶりに床屋に行った。
やはりすいていた。コロナになってから床屋に行く回数が減ってしまった。
床屋さんも手持無沙汰という感じです。
きれいにしてもらい床屋を出るなり、突然の土砂降り。
せっかくの「美男子」が、水に濡れてさらにアップした。
先日行った昭和記念公園で描いたもう一つの絵。
キバナコスモスが遠くに群生していた。遠くから眺めるのもイイ。
ホントは、もっと近寄って描きたかったのだが、疲れて足が動かなかった。残念です。
(F2号 ミューズタッチⅡ)
パンパグラスの咲く丘 昭和記念公園
昨日はブログはお休み。
昭和記念公園のスケッチ会に参加してきた。
珍しく車を使わず公共交通機関だけで。
コロナ患者が180人前後と少し少なくなったので、やってみた。
電車はすいていたし、皆さん全員マスクをして、席を空けて、安心して乗っていった。
高齢者のためにご協力いただきありがたいことです。
公園の年間パスポートを買っているので、無料で入場。(約2500円で1年間何回でも入場できる)
暑かった。
パンパスグラスの丘に立ち止まり、大きな景色を見た。
台風から吹いてくる気持ちが良い風に、大きな雲が流れてくる。
黄色い小さなひまわりに囲まれて、パンパグラスが揺れていた。いい景色だ。早速描いてみた。
もう一枚描いて、写真を撮り、退散。久しぶりだったので疲れた。
かえって昼寝。気持ちよい昼寝でした。
(F2号 ミューズタッチⅡ)
2020.09.26修正
キバナコスモスの咲く公園 小金井公園
高騰する野菜を描きました
キバナコスモスの咲く公園 小金井公園 コロナ、熱中症、大型台風と次々にやってくる
政治はどうもよくわからない わかってほしいリンゴの気持ち
現首相は、お亡くなりになったわけではない、病人だが、2週間程度なら後任が決まるまで自分が国を守っているので、しっかりとした人を選んでほしいときっと思っているだろう。
しかし、周りでは、亡くなったかのように、早く決めなければならないと誰かがいい、やりたくないといっている人が、何をしたいのか考えも表明しないままに急に出馬する。どんな政治をする人かわからず。
派閥という化け物が、世論とは違う人を、ごそごそと、「どさくさという舞台を作り」それに紛れて、国の指導者に選んで行く。
私たちの指導者という「密着感」がどうも出てこない。
指導者を選ぶ選び方が、不透明で悪い。不透明にしている制度が悪いのか。または、運用する人が悪いのか、派閥が悪いのか。
人事をあまり気にしない若い優秀な議員さんたちよ、よく考えて改善すべきだと思うが。
キバナコスモスの咲く公園 小金井公園 印象派という変革
昨日は朝早く公園を散歩。
キバナコスモスが桜の園の向こうに咲いていた。
きれいだったので散歩スケッチをしてみた。
さて、原田マハさんの「モネのあしあと」を読んでいるが、暑くて眠くなり前に進まない。
途中までの記憶です。
時代は、貴族的な古い社会から市民社会へと変わってゆく。
芸術もその方向に変ってゆく。
新しいスタイルを作ろうと情熱をもって、古い殻を破ろうと、印象派の人達は生きてきたのだということがわかる。
貧乏にもめげず、売れない絵を描くという努力・情熱はとても私にはできない。
今、コロナの前後で社会・生活のスタイルや人間の考え方が変わりつつある。
どんな変革が芸術、特に絵画に起こるのか、老人としてちょっと巻き込まれてみたい気がする。邪魔だといわれそうだが。
この約80年間、適当に努力して世間並みの生活ができる方を選んできてしまった。失敗だった。
変革する人に頭が下がる。
原田マハの「旅屋おかえり」で旅気分
旅行ができないので何かないかと。
絵の小説を多く描いている原田マハのエンタメ小説を思い出した。
事情があって旅ができない人に代わって旅をして、その思い出を依頼人に味わってもらうという、代行屋が主人公「丘えりか」の小説。
ひょっとすると、このコロナ時代の新ビジネスになるかもしれない旅屋=代行業です。
場所は、雨晴海岸です。JR氷見線雨晴駅からすぐの海岸で、海上から3000m級の山々=立山連峰を望むことができるそうです。
名前の由来は、義経が平泉に落ちのびる途中、ここで弁慶が持ち上げた岩陰で、義経はにわか雨を避けることができたという伝説からこの名がついたとのこと。
一度訪れてみたいと思います。
写真から描いてみました。
もうエアコンの空気に飽きてきた、そろそろ都外の空気を吸いたいが
退職後の人生設計 静物 ブドウと籠
個人的なお話ですが。参考にしてください。
60才で2度目の退職をしたとき、これからの生き方を設計してみたらと先輩から勧められた。
そして作ってみた。
・5年を一応ひとくくりとする。(85才まででEND、今 は、欲が出て90才でENDに変更)
5年ごとの社会の変化予想と自分や妻の目標。
1年ごとの社会の変化計画と自分や妻の計画。
・1年ごと、自分や妻、子供、お嫁さん、七人の孫達の年 齢と想定される出来事。
・これに毎年大きな出費を想定する。
25~30年間の長い巻物が出来上がる。(実際はエクセルで管理している)
時々、年末は必ず、実際はどうなったかを書き込む。
もう20年過ぎてしまいました。
大きく予想が外れています、が気にしない。
確かに、これを書き上げた時は、自分の生き方を見つめて姿勢がしっかりした。
勧めてくれた先輩に感謝している。
八ヶ岳周辺の牧場の景色 滝沢牧場など
久しぶりのゴルフ 野菜など[密]状態でのスケッチ
8月梅雨明けからずーっと暑かったが、この数日、ほんの少し涼しくなった。
昨日は、待ってましたとばかり、1年半ぶりゴルフをやってみた。
新しい試みは、後期高齢者は、まずは、車を使わないゴルフです。
知人がゴルフ帰り、居眠りで事故を起こしたと聞き、自粛した。
このためには、ゴルフクラブを厳選し手持ちができるハーフ7本と決めた。
それでも階段などは年寄りにはきつい。
前の晩から、バス、電車の路線を検索し万全の準備。
幸い、行き帰り、密にならず計画通りに進んだ。
しかしプレイは計画通りとはいかないもの。
午前のハーフは、久しぶりとはいえ、若い人に迷惑をかけまいと頑張りかなり緊張したが、52で回り少しほっと安堵した。
午後のハーフは、これがひどかった。
昼飯を食べた後、緊張がほぐれ、お腹が出て、体が回らずいつもダメになるが、今回も治らなかった。
川の中にボールを打ち込み、残念無念。
スコアーは、言いたくない。ムニャムニャだァ・・・。
今日は少々疲れ気味で、お絵かき教室は休み、休養中。
絵も、昔描いたスケッチです。
野菜など、あるものをすべて入れて描きました。
モチーフが多すぎて蜜の状態。
コロナ前の絵ですからイイかな?
水彩画 海にあこがれて
牧場の景色 昔の絵
やっぱり涼しい滝のしぶき スケッチ吐竜の滝
散歩スケッチ 定年期の桜もぐったり 都のバスのシルバーパスの更新
いつも3時になると、東京都のコロナ新規感染者数が発表される。
これを見て一喜一憂している。
今日は186人でほっとする。
昨日、久しぶりに、朝、自転車で駅に出てみた。
通勤客の皆さん100%が、暑くて苦しいのを我慢してマスクをされている。
これだけ協力していただいているから、数字が低いのだということがよくわかります。
そして高齢者のことも考えていただいていることがよくわかります。ありがたいことです。
そして、東京都のシルバーパスの更新のお知らせが来た。
日記をめくってみると、もう半年近くバスや公共交通機関を使用していない。
幸い免許を返納せずに更新してあるので、車か自転車を使うことにしている。
細かい計算をすると月平均バスを駅まで8往復以上使用しないともとが取れない。
損得勘定ではなく、本気で自粛を続けるならば今回は更新しないほうが良いのかもしれない。
見送る方針にした。
朝公園を散歩してきた。桜の園のさくらも定年期を迎え、暑さでぐったりしているように見える。その様子をスケッチしてきた。
( 散歩スケッチ さくらの園 F2号 ミューズタッチ紙 )
散歩スケッチ 府中の郷土の森 蔵造りの商家
武蔵野散歩スケッチ 伊達門と小金井薄紅桜
水彩画 独歩の武蔵野 木漏れ日( F8号)
先日、昭和記念公園に行った折、立川口から入りイチョウ並木が切れたあたりから、自転車道路のほうに左に降りたむらさき橋の手前から、後ろを見た「木漏れ日」の景色が印象に残り、F2号にスケッチした。
どうしても少し大きいのに描き、よければ作品展の候補にしたいと思い昨日から描き始めやっと終わりました。(F8号 ワーグマン紙)
ところで、皆さんは、どんな紙をお使いでしょうか。
私がよく使うワーグマン紙は、紙の裏(中目)と表(細目)両方が使える変わった水彩紙で、細目が好きです。
細目でも普通の中目の感じがします。
200、245と350gあり350gは板のように固いいい紙です。
パルプが原料なので、綿の原料の紙に比べて修正がしやすいように感じます。初心者用なのかもしれません。
お盆なので昨日はお休みしました。
水彩画 農家の景色 墓参り・・・こんな事態になるとは思わなかったが、田舎から改葬しておいてよかった
国分寺のきれいな湧き水の小川が流れている所で、この辺でのスケッチポイントです。
この農家でとれた野菜は人気があり、ウォーキング途中の皆さんが楽しそうに野菜を選んでいます。
このあたり一帯を所有している歴史のある大きな農家さんです。
赤い屋根に特徴があり絵心をくすぐられます。
許可をとり描かせていただきました。
昨日、暑さを逃れて午前中に墓参りに行ってきました。
数年前、家から20分ほどの散歩コースにあるバラに囲まれたお墓に、四国にあった墓を移しました。
なかなか会えなかった先祖の人達と近くなり、散歩しながら時々おまいりしています。
近いということで、心が非常に落ち着きます。
特にこのコロナの時代、近くになってよかったと痛感しています。
手入れの行き届いた花園も今は赤いバラがきれいで癒しの効果があります。